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  • 2025/10/31 ミコトッキーブログ

    幼鳥の移送と、繁殖ペアの交換を行いました!

    10月28日(火)から10月29日(水)にかけて、今年生まれたトキの幼鳥4羽を新潟県佐渡市にある佐渡トキ保護センターに移送しました。

     

    また、今年は繁殖ペアの交換も同時に行い、COペアを佐渡へ移送して、新たにDNペアを受け入れました。

    COペアは出雲で3年間繁殖に取り組みましたが、ヒナのふ化数は合計2羽と少なく、今年は産卵数が0個だったので、ペア交換を希望しました。

    COペアはオスがメスを追い回してケガをさせたりもしていたんですが、新たに受け入れたDNペアはどうなるのか、不安もありますがうまく繁殖してくれることを期待したいと思います。

    DNペアを受け入れて、ケージ内に放鳥するシーンを撮影したので、ぜひご覧ください!

     

    さて、幼鳥の話に戻りますが、👇のように飼育員によって1羽ずつ移送箱に入れられて、トラックに乗って佐渡へ向かっていきました。

     

    佐渡へ移送した幼鳥たちは、基本的に放鳥候補個体となります。

    放鳥個体に選ばれた場合、厳しい野生下でも暮らしていけるよう、飛ぶ訓練やエサを採る訓練などを約3か月間行い、様々な能力を身につけてから放鳥されます。

    来年の春は石川県の羽咋市、そして秋は佐渡での放鳥が行われる予定なので、今回移送した幼鳥達はそのどちらかで放鳥されるかもしれません。

     

    もしその2回で放鳥されなかった場合、出雲市での令和9年度の放鳥が決まれば、出雲に戻ってきて放鳥される可能性があります!

    出雲で生まれ育ったトキが出雲の空を舞う・・・その実現のためには、出雲市での放鳥を環境省に認めてもらわなければなりません。

    出雲市での放鳥の可否を審議する検討会が、来年2月頃に開催される予定ですので、ここでOKがもらえるよう、しっかりと準備を進めていきたいと思います!