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2024/10/15 ミコトッキーブログ
今年生まれた幼鳥を佐渡に移送しました!
10月9日(水)から10月10日(木)にかけて、今年生まれたトキの幼鳥5羽を新潟県佐渡市にある佐渡トキ保護センターに移送しました。
👆は出発前の積込の様子です。
移送箱に入れられた幼鳥たちが、飼育員により次々と移送車に積み込まれていきます。
そして分散飼育センターの職員やメディアの方々に見送られて出発しました。
佐渡トキ保護センターへの道のりは、まず新潟港まで陸路で向かい、そこからカーフェリーに乗って佐渡島へ渡り、再び陸路で佐渡トキ保護センターを目指します。
おおよそ20時間の長い旅になりますが、幼鳥たちは移送箱の中でじっと到着を待つことになります。
👆は佐渡トキ保護センターに到着後、飼育員が移送箱を受け取っている様子です。
無事に到着したようで安心しました!
移送後の幼鳥たちは、野生下での生活に必要な飛翔能力、採餌能力、群れ生活による社会性や人との共生を身につけるための訓練を受け、放鳥を目指すことになります。
この度移送した幼鳥たちは佐渡島で放鳥される可能性が高いですが、近い将来、出雲市で生まれたトキがこの出雲市で放鳥されるかもしれません。
その実現に向けて、引き続き頑張っていきます!
幼鳥はいなくなってしまいましたが、出雲市トキ公開施設では引き続き4羽の成鳥を見ることができます。
ちょうど今がきれいなトキ色を見ることができる季節ですので、皆様のお越しをお待ちしております!
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2024/10/08 ミコトッキーブログ
「トキ近似種エサやり体験」を開催しました!
9月28日(土)と10月5日(土)に「トキ近似種エサやり体験」を開催しました!
トキ近似種達には毎朝エサをあげているのですが、エサやり体験の日は参加者からエサをあげてもらうので、あえて毎朝のエサをあげずにお腹をペコペコの状態にしています。
そのため、お腹を空かせたトキ近似種達が、参加者が撒いたエサにすぐさま寄ってくるかと思いきや・・・
止まり木から動かない!
実はトキ近似種達は警戒心が強いため、見知らぬ人が入ってくると、まずは止まり木から様子を伺います。
そして、しばらく様子を見て「この人たちは大丈夫だ!」と思ったら👇のように下りてきてエサを食べ始めます。
👇のアジアクロトキは、なんと直接手の平に乗せたエサを食べちゃってます!(この男の子によると、くちばしでつつかれても痛くないらしいです)
いかがでしょうか?「トキ近似種エサやり体験」では、こうした体験が無料で楽しめますよ!
来年も開催予定ですので、皆さんのご参加をお待ちしております!
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2024/09/13 ミコトッキーブログ
今年生まれた幼鳥を公開しています!
現在、今年生まれたトキの幼鳥5羽を公開しています!
公開期間は、10月中に予定している佐渡への移送までの間となります。(早ければ10月上旬)
幼鳥を間近で見ることができるのは、1年のうちこの時期だけですので、皆様お見逃しなく!
ちなみに、この時期の大人のトキ(成鳥)は、繁殖期を終えてどんどん羽が生え変わっていきます。
まもなく美しいトキ色の姿を見ることができますので、こちらもお楽しみください!
最後に、幼鳥と成鳥の違いについて簡単にお話しますと、体の大きさはほぼ同じです。
大きく違うのは、顔の色です。
👇は成鳥の写真ですが、顔は赤色ですよね。
そして、👇が幼鳥の写真ですが、顔はオレンジっぽい色をしていますね。
成長するにつれ、これがどんどん赤くなっていきます。
2枚の写真を見比べると、目の大きさにも違いがあるのがわかりますか?
幼鳥の方が目が大きくて、可愛らしい感じがしますよね!
そんな幼鳥を見ることができるのは今だけですので、皆様ぜひお越しください!
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2024/09/05 ミコトッキーブログ
トキ学習コーナーをリニューアルしました!
この度、トキ学習コーナーの入口や展示品をリニューアルしました!
👆の画像はトキ学習コーナーの入口です。窓ガラスに可愛らしいトキのシールを貼って、離れた場所からでもトキの施設なんだな~ということが一目で分かるようにしました!
👆はトキ学習コーナーに入った正面に設置しているパネルです。
実物大のトキをセンターに置き、この施設で学べることが一目でわかるようになっています。
ちなみに、トキが翼を広げた長さは約1.4m。写真で見る以上に実物のパネルは迫力がありますよ~!
ぜひ見に来てください!
👆は床に張った順路シールです。
これに沿って進めば、効果的に学ぶことができますよ!
丸型の順路シールにはトキの足に関する豆知識が書いてありますので、こちらもチェックしてみてください!
それでは、リニューアル内容のブログでの紹介はここまでとしますので、あとは直接ご自身の目でご確認ください!
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2024/08/02 ミコトッキーブログ
保育園でトキの紙芝居の読み聞かせをしました!
令和6年8月1日、今市町にある出雲聖園マリア園にて、
「トキのあさごはん」と題した紙芝居の読み聞かせを行いました!
この紙芝居は、松江市を拠点に活動しておられる紙芝居アーティストの「よしと」さんに
作製していただいたもので、今回が初披露でした。
初めてということで、子どもたちからどんな反応があるかドキドキでしたが、
紙芝居の後の質問コーナーも大盛り上がりで、みんなで楽しいひと時を過ごすことができました!
マリア園のみんな、ありがとう!!
👆読み聞かせの様子
今後も、月1回程度のペースでこうした出前講座をしていきたいと考えています。
「うちの施設で出前講座をしてほしい!」という希望があれば、
出雲市トキ分散飼育センターまでお気軽にお問い合わせください。
電話番号:0853-21-6880
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2024/07/11 ミコトッキーブログ
「バックヤード体験ツアー」って何をするんだろう?
現在、「バックヤード体験ツアー」の参加者を募集中です!
開催日は8月10日(土)と8月17日(土)で、それぞれ午前の部(10時開始)と午後の部(14時開始)があります。
詳しくはこちらをご覧ください!
ところで、この「バックヤード体験ツアー」という言葉だけでは、どんなことをするのかよく分からない方が多いと思います。
ということで、過去の写真を使って、どんなイベントなのか簡単に紹介します!
👆の画像は、トキを飼育している出雲市トキ分散飼育センターの中にある事務室です。
普段は職員しか入れない場所なんですが、バックヤード体験ツアーの参加者は特別に入ることができちゃいます!
モニターがたくさんありますが、一体どんな映像が映っているんでしょう?
それは自分の目で直接確かめてみてください!
特別に入ることができるのは事務室だけではありません!
飼育員さんがエサの準備などの作業をする部屋にも入ることができます!
👇は作業室にあるトキが食べるどじょうを入れる水槽です。
参加者の皆さんにはトキが食べるエサの準備をお願いするかも!?
みんなは上手にどじょうをすくうことができるかな?
👇はまた別の部屋の様子です。
機械の中に何かを入れているみたいだけど、これは何だろう?
答えを知りたい人は、ぜひイベントに参加してみてください!
こういった感じで、バックヤード体験ツアーでは、トキの飼育の裏側をのぞくことができちゃいます!
ただし、施設の広さの関係で、参加人数に限りがあります。
定員に達し次第、募集を締め切らせていただきますので、お申し込みはお早めに!
皆さんのご参加をお待ちしております!
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2024/06/05 ミコトッキーブログ
馬肉+ゆで卵+ニンジン+α=???
タイトルのものを混ぜ合わせると👆の物体が完成するんですが、何に使うものだと思いますか?
実はこれ、トキのエサなんです!
トキのエサと言えば、どじょうやカエル、バッタなどの昆虫が主ですが、これは野生下のトキのお話です。
日本の飼育下におけるトキは、どじょう、ペレット、そして今回紹介する「馬肉配合飼料」を食べています。
どじょうとペレットは購入したものをそのままトキに与えていますが、馬肉配合飼料はなんとトキ飼育員さんの手作りです!
5月29日に馬肉配合飼料を作ったので、どんな様子かお見せしますね。
まずは材料の紹介から!
👆馬肉(ミンチの状態で業者から納品されます)
👆ゆで卵を殻ごと細かくしたもの
👆ニンジンを機械ですりおろしたもの
👆魔法の粉 その1(小麦粉やトウモロコシなどが配合された飼料)
👆魔法の粉 その2(牡蠣の殻が使われているらしいです)
これらの材料を大きい容器にドーンと入れて・・・
ひたすら混ぜ合わせます!
そして混ぜ合わせたものをミートチョッパー(ひき肉を作る機械)に投入し・・・
完成!!
こうして作られた栄養たっぷりの馬肉配合飼料は、どじょうやペレットと一緒に毎日トキに与えられています。
ここでお知らせです!
トキの飼育の裏側を見学することができるバックヤード体験ツアーを8月10日(土)と8月17日(土)に開催します!
体験ツアーではトキに与えているエサの現物を見ることができ、どじょうをすくう体験もできますよ!
詳細はまたホームページ等でお知らせしますので、もう少しお待ちくださいね。
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2024/05/27 ミコトッキーブログ
アフリカクロトキのヒナ、放鳥!
令和6年5月21日、今年ふ化したアフリカクロトキのヒナ2羽を、
トキ学習コーナー隣りの近似種観察ケージ(東側)に放鳥しました!
ふ化してからまだ40日程度しか経っていませんが、もう成鳥と同じくらいの高さまで飛ぶことができるんです!
そのため、止まり木や木の上で過ごす様子も見ることができますよ。
現在、東ケージは👇のような状態になっていて、アフリカクロトキがたくさんいます。
これだけいると、ヒナと成鳥を見分けるのは難しいですよね。
ここで、皆さんにヒナと成鳥を見分けるポイントをお知らせします!
◆ヒナと成鳥の見分け方のポイント◆
その1 ヒナは大きさが少し小さい
その2 ヒナはくちばしがピンク色(成鳥は黒色)
その3 ヒナは脚が灰色(成鳥は黒色)
その4 ヒナは頭に毛が生えている(成鳥は毛がなく、黒い皮膚が裸出している)
それでは、ポイントに注意しながら近くから撮った写真を見てみましょう!
👆アフリカクロトキのヒナ
👆アフリカクロトキの成鳥
どうでしょう?ポイントを知っていれば、見分けることができそうですよね!
というわけで、ヒナと成鳥の見分けチャレンジにぜひ挑戦してみてください!
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2024/05/15
アフリカクロトキの卵、あれからどうなった!?
実は、トキの仲間であるアフリカクロトキのヒナも今年2羽ふ化していて、
👆の感じで立派に成長していますよ!
ちなみに、令和6年4月12日と4月13日にふ化しました。
それでは、トキとアフリカクロトキのヒナをふ化直後の写真で見比べてみましょう。
👆トキのヒナ(約50~60g)
👆アフリカクロトキのヒナ(約30~40g)
どうですか?頭部の色が明らかに違いますよね?
アフリカクロトキの方は「クロトキ」という名前が付くのも納得です!
アフリカクロトキのヒナは、トキ学習コーナー隣りの近似種飼育施設で飼育員によって大切に育てられています。
5月中にトキ学習コーナー隣りの近似種観察ケージに放鳥する予定ですので、皆様ぜひ見に来てください!
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2024/04/24 ミコトッキーブログ
出雲市トキ公開施設来館者10万人達成!!
令和6年4月20日(土)
出雲市トキ公開施設の来館者が10万人に達し、記念式典を開催しました!
記念すべき10万人目となった来館者は、広島県からお越しになったご家族連れでした。
記念品として、マスコットキャラクター「ミコトッキー」が入ったガラス製の楯や、
トキのぬいぐるみを飯塚市長から贈呈しました。
👇贈呈したガラス楯
👇記念品と共に
今後も20万人、30万人、100万人と多くの方にご来館いただけるよう、
職員一同引き続き頑張っていきます!
皆様のご来館をお待ちしております!!