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2024/07/11 ミコトッキーブログ
「バックヤード体験ツアー」って何をするんだろう?
現在、「バックヤード体験ツアー」の参加者を募集中です!
開催日は8月10日(土)と8月17日(土)で、それぞれ午前の部(10時開始)と午後の部(14時開始)があります。
詳しくはこちらをご覧ください!
ところで、この「バックヤード体験ツアー」という言葉だけでは、どんなことをするのかよく分からない方が多いと思います。
ということで、過去の写真を使って、どんなイベントなのか簡単に紹介します!
👆の画像は、トキを飼育している出雲市トキ分散飼育センターの中にある事務室です。
普段は職員しか入れない場所なんですが、バックヤード体験ツアーの参加者は特別に入ることができちゃいます!
モニターがたくさんありますが、一体どんな映像が映っているんでしょう?
それは自分の目で直接確かめてみてください!
特別に入ることができるのは事務室だけではありません!
飼育員さんがエサの準備などの作業をする部屋にも入ることができます!
👇は作業室にあるトキが食べるどじょうを入れる水槽です。
参加者の皆さんにはトキが食べるエサの準備をお願いするかも!?
みんなは上手にどじょうをすくうことができるかな?
👇はまた別の部屋の様子です。
機械の中に何かを入れているみたいだけど、これは何だろう?
答えを知りたい人は、ぜひイベントに参加してみてください!
こういった感じで、バックヤード体験ツアーでは、トキの飼育の裏側をのぞくことができちゃいます!
ただし、施設の広さの関係で、参加人数に限りがあります。
定員に達し次第、募集を締め切らせていただきますので、お申し込みはお早めに!
皆さんのご参加をお待ちしております!
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2024/06/05 ミコトッキーブログ
馬肉+ゆで卵+ニンジン+α=???
タイトルのものを混ぜ合わせると👆の物体が完成するんですが、何に使うものだと思いますか?
実はこれ、トキのエサなんです!
トキのエサと言えば、どじょうやカエル、バッタなどの昆虫が主ですが、これは野生下のトキのお話です。
日本の飼育下におけるトキは、どじょう、ペレット、そして今回紹介する「馬肉配合飼料」を食べています。
どじょうとペレットは購入したものをそのままトキに与えていますが、馬肉配合飼料はなんとトキ飼育員さんの手作りです!
5月29日に馬肉配合飼料を作ったので、どんな様子かお見せしますね。
まずは材料の紹介から!
👆馬肉(ミンチの状態で業者から納品されます)
👆ゆで卵を殻ごと細かくしたもの
👆ニンジンを機械ですりおろしたもの
👆魔法の粉 その1(小麦粉やトウモロコシなどが配合された飼料)
👆魔法の粉 その2(牡蠣の殻が使われているらしいです)
これらの材料を大きい容器にドーンと入れて・・・
ひたすら混ぜ合わせます!
そして混ぜ合わせたものをミートチョッパー(ひき肉を作る機械)に投入し・・・
完成!!
こうして作られた栄養たっぷりの馬肉配合飼料は、どじょうやペレットと一緒に毎日トキに与えられています。
ここでお知らせです!
トキの飼育の裏側を見学することができるバックヤード体験ツアーを8月10日(土)と8月17日(土)に開催します!
体験ツアーではトキに与えているエサの現物を見ることができ、どじょうをすくう体験もできますよ!
詳細はまたホームページ等でお知らせしますので、もう少しお待ちくださいね。
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2024/05/27 ミコトッキーブログ
アフリカクロトキのヒナ、放鳥!
令和6年5月21日、今年ふ化したアフリカクロトキのヒナ2羽を、
トキ学習コーナー隣りの近似種観察ケージ(東側)に放鳥しました!
ふ化してからまだ40日程度しか経っていませんが、もう成鳥と同じくらいの高さまで飛ぶことができるんです!
そのため、止まり木や木の上で過ごす様子も見ることができますよ。
現在、東ケージは👇のような状態になっていて、アフリカクロトキがたくさんいます。
これだけいると、ヒナと成鳥を見分けるのは難しいですよね。
ここで、皆さんにヒナと成鳥を見分けるポイントをお知らせします!
◆ヒナと成鳥の見分け方のポイント◆
その1 ヒナは大きさが少し小さい
その2 ヒナはくちばしがピンク色(成鳥は黒色)
その3 ヒナは脚が灰色(成鳥は黒色)
その4 ヒナは頭に毛が生えている(成鳥は毛がなく、黒い皮膚が裸出している)
それでは、ポイントに注意しながら近くから撮った写真を見てみましょう!
👆アフリカクロトキのヒナ
👆アフリカクロトキの成鳥
どうでしょう?ポイントを知っていれば、見分けることができそうですよね!
というわけで、ヒナと成鳥の見分けチャレンジにぜひ挑戦してみてください!
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2024/05/15
アフリカクロトキの卵、あれからどうなった!?
実は、トキの仲間であるアフリカクロトキのヒナも今年2羽ふ化していて、
👆の感じで立派に成長していますよ!
ちなみに、令和6年4月12日と4月13日にふ化しました。
それでは、トキとアフリカクロトキのヒナをふ化直後の写真で見比べてみましょう。
👆トキのヒナ(約50~60g)
👆アフリカクロトキのヒナ(約30~40g)
どうですか?頭部の色が明らかに違いますよね?
アフリカクロトキの方は「クロトキ」という名前が付くのも納得です!
アフリカクロトキのヒナは、トキ学習コーナー隣りの近似種飼育施設で飼育員によって大切に育てられています。
5月中にトキ学習コーナー隣りの近似種観察ケージに放鳥する予定ですので、皆様ぜひ見に来てください!
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2024/04/24 ミコトッキーブログ
出雲市トキ公開施設来館者10万人達成!!
令和6年4月20日(土)
出雲市トキ公開施設の来館者が10万人に達し、記念式典を開催しました!
記念すべき10万人目となった来館者は、広島県からお越しになったご家族連れでした。
記念品として、マスコットキャラクター「ミコトッキー」が入ったガラス製の楯や、
トキのぬいぐるみを飯塚市長から贈呈しました。
👇贈呈したガラス楯
👇記念品と共に
今後も20万人、30万人、100万人と多くの方にご来館いただけるよう、
職員一同引き続き頑張っていきます!
皆様のご来館をお待ちしております!!
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2024/04/19 ミコトッキーブログ
【今期初】トキのヒナが生まれました!
令和6年4月19日(金)8時6分
今期初となるトキのヒナのふ化を確認しました!
4月18日(木)の朝にはハシ打ち(※)が始まったことを確認しており、
職員一同ヒナのふ化を心待ちにしていました。
ふ化したヒナは約40日後には巣立ち(両足が巣から出ること)をし、
その後まもなく自分でエサを採るようになります。
これからの成長が楽しみですね!
※ハシ打ちとは
クチバシでつついて卵の殻を破る行為です。
ヒナは卵から出るために、卵の内側から自分のクチバシを使って殻を破るんです。
応援したくなりますよね!
ちなみに、ハシ打ちが始まってから大体32~36時間で殻を破り終え、ふ化します。
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2024/04/05 ミコトッキーブログ
トキ近似種(トキの仲間)の産卵について
出雲市では、特別天然記念物のトキの他に、トキ近似種(トキの仲間)も飼育しています。
現在飼育しているトキ近似種は次のとおりです。
①アフリカクロトキ 11羽
②ムギワラトキ 1羽
③ショウジョウトキ 7羽
④シロトキ 2羽
⑤アンデスブロンズトキ 4羽
⑥アジアクロトキ 1羽
このトキ近似種は出雲市トキ学習コーナー(朱鷺会館の西隣にあります)で見ることができますよ!
さて、トキ近似種も今が繁殖期となっていて、3月21日にアフリカクロトキが今季初めて産卵しました!
4月4日現在、アフリカクロトキの卵が8個産まれています。
👆アフリカクロトキの卵
👆トキの卵
2つを見比べると、同じトキ科の仲間でも殻の色が全然違いますね。
トキ近似種についても、ニュースがあればブログで発信していきますのでお楽しみに!
<告知>
8月頃にトキ近似種のエサやり体験を計画しています。
詳細が決まり次第、またホームページでお知らせします。
皆様のご参加をお待ちしています!
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2024/03/29 ミコトッキーブログ
今シーズン(令和6年)初産卵
出雲市トキ分散センターで飼育しているトキが産卵しました。
COペアが、3月18日と3月20日に産卵しました。
1個目の卵は破卵しましたが、2個目の卵は順調にいけば、4月中旬ごろにヒナが誕生する予定です。
センターの職員一同、ヒナの誕生を心待ちにしています。
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2023/03/23 ミコトッキーブログ
今期初産卵!!!
今年もぬるっと繁殖期が始まっていました。
今期はBZペア、CLペアといういつもの2ペアに加え、新たに結成されたCOペアも合わせた計3ペアで繁殖に臨んでいます。
COペアは、昨年までCMペアを形成していた786/CC/20メスが、佐渡から新たにやってきた752/CB/19オスと組んで結成されたペア。CMペアは昨年の繁殖期はオスの骨折というアクシデントがあり、不本意なシーズンだったと思いますが、COペアではぜひその志を継いでほしいところです(ちなみに、CMペアのオスだった529/B/14は、骨折も治り、いまも出雲市トキ分散飼育センターの片隅で元気に暮らしています)。
・・・確か、去年のいまごろもCMペアについて同じような紹介をした覚えがありますが、そういえばCMペアももともと旧BYペアの片方を入れ替えて結成されたペアでした。しかし、今回COペアになったことでBYペアとは完全に別物のペアになっています。
・・・な、なにをいってるのかわけがわからないと思うが( ゚Д゚)
ありのまま起こったことを書きますと、
もともとBYペアだったオスと新しく佐渡からやってきたメス(786)が一昨年結成したのがCMペアで、それが昨年、オス(旧BY)が別のオスに入れ替わってメス(786)と結成したのがCOペアというわけなんですね。
・・・な、なにをいってるのかわけが!(略
何かすごい複雑な由来をもつCOペアですが、結果的にオス4歳、メス3歳と、若干ヤングなペアになっており、フレッシュなパワーに期待したいところです。
・・・ヤングとかフレッシュとか一抹の昭和臭を感じてやるせないですが、とにかく若いペアに生まれ変わったということです!!!
・・・という複雑なイキサツもありなんとなくぬるっと始まった今期の繁殖期。
しかし、そうこうしている間に今年も出雲市第1卵が生まれましたよ!
・・・おわかりいただけただろうか・・・
拡大してみると・・・
卵がある!!!
今年の出雲市第1号は、CLペアでした(3月23日初卵)!
現在、この卵は採卵され、孵卵器に入っています。
他のペアでも産卵が見られており、いよいよ今年も繁殖期シーズンが本格化してきたようです。
今年はどんなドラマが待っているのか、ぬるっと見守りましょう( ^^) _旦~~